カニ、実はワインと仲がいい
「カニには日本酒」――そう思っている方も多いかもしれません。ですが実は、カニは白ワインととても相性のいい食材です。爽やかな酸味のある白ワインは、カニの繊細な甘みを引き立て、脂の軽さとも喧嘩をしません。
茨城県大洗町で水産加工を続ける浜勘(はまかん)の生タラバガニ「半むき身」に、めっけMON(読み:めっけもん)で扱っているワイン「キュリアス」のシャルドネを合わせると何が起きるか。味の理屈から考えてみました。
今回合わせたワイン「キュリアス シャルドネ」
キュリアスは、カリフォルニア・ソノマのペタルマ・ギャップに拠点を置くワイナリー。2021年に商業生産を始めたばかりの、まだ新しい造り手です。
この畑がなぜ良いワインになるのかは、風で説明がつきます。海沿いの丘がここだけ幅24kmほど途切れていて、太平洋の霧と風がその切れ目から毎日内陸へ吹き込む。風に冷やされたぶどうは実るのが遅れ、そのぶん果皮が厚くなります。ワインの風味の多くは果皮から来るので、この土地のワインには厚みではなく奥行きが出る。キリッとした酸が残るのも、同じ理由です。ライドウィズが日本国内における独占輸入元で、めっけMONで購入できます。
グラスに注ぐと立ちのぼるのは、キャンディアップルやレモンピールを思わせる爽やかな果実香。そこにほのかなトースト香と、マルコナアーモンドのような香ばしいニュアンスが重なります。口に含むとなめらかでクリーミー、けれど冷涼産地らしい張りのある酸がすっと全体を引き締め、繊細なミネラルとシトラスの余韻が静かに続きます。「果実の華やかさ」と「引き締まった酸」、この二つが同居しているのが、キュリアスのシャルドネの魅力です。
飲み頃は8〜12℃によく冷やして。カニの甘みに、ワインの酸とミネラル感がすっと寄り添います。

しょうゆだれとすだちを添えて。グラスは冷やした白。
→ 商品ページ:キュリアス シャルドネ
合わせると、どうなる?
ワインの酸は、口に残った脂や旨みをすっとリセットしてくれる働きがあります。カニの身を頬張ったあとに一口飲めば、キュリアスのクリーミーな口当たりとタラバガニの甘みが重なりながらも、後味は軽やかにまとまるはずです。
しょうゆだれで食べる一切れには、ワインのトースト香と醤油の香ばしさが響き合う組み合わせが向いています。すだちを絞った一切れなら、ワインのシトラスの余韻とすだちの酸が同じ方向を向くので、より一体感が出やすいはずです。
脚の身はもちろん、爪や肩のほろほろとした身も、シャルドネのミネラル感とバランスが取りやすい部位です。どの部位から試すか迷ったら、まずは爪の身から。
なぜカニとシャルドネが合うのか
タラバガニのような繊細な甘みを持つ食材には、軽く樽の効いたシャルドネがよく合うと言われています。樽由来の香ばしさがカニの旨みと響き合いながら、シャルドネの酸がカニの脂をすっきりと洗い流してくれるからです。キュリアスのシャルドネは、まさにこのタイプ。クリーミーな口当たりとキリッとした酸のバランスが、カニ料理の名脇役になってくれます。
一方で、樽や熟成感の強すぎるワインは、タラバガニの繊細な旨みに勝ってしまうことがあるようです。素材そのものを味わうなら、キュリアスのようにバランスの取れたシャルドネから試すのが、失敗しにくい選び方です。
浜勘の生タラバガニで試すなら
浜勘の生タラバガニ「半むき身」は、南蛮(なんばん)と呼ばれる脚先の部位や、爪・肩の身が入った詰め合わせ。身をほぐし、しょうゆだれとすだちでシンプルにいただくだけでも、ワインの箸休めにちょうどいい一皿になります。
今回の生タラバガニは加熱用です。必ず火を通してお召し上がりください。内容量・原産地・保存方法・賞味期限は、商品ページに記載しています。
どんな作り手なのかは、茨城・大洗「浜勘」のことにまとめました。
→ 商品ページ:生タラバガニ 半むき身
まとめ
いつもの日本酒もいいけれど、たまにはワインを合わせてみる。浜勘の生タラバガニとキュリアスのシャルドネなら、いつもの食卓が少し特別な一皿になります。今晩、試してみませんか。
※かにを使用しています。アレルギーのある方は商品ページの表示をご確認ください
※お酒は20歳になってから。20歳未満の飲酒は法律で禁止されています
※妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に影響するおそれがあります
※酸化防止剤(亜硫酸塩)を使用しています
撮影:山田智絵